2012-06-12
帯の記事で書いたのですが、帯を一文字結びにした時しっくりくる袴とそうでない袴があります。
何が違うのか見てみますと、しっくりこない方の袴は裾をそろえて畳んだ時に前紐と後紐がほぼ同じ高さになるのですが、しっくりくる方の袴は同様に畳むと後紐の方が3CM程高く作られているのです。
帯を一文字結びにした場合、背中側に帯の高さが出ますので、後身頃がその分だけ長くないと裾の後ろがつり上がってしまうことになります。そして、後ろが吊りあがると前身頃のヒダが無様に開いてしまいます。
そうなると裾周りが足に絡まっている様に感じられ、これがしっくりこない原因であろうかと思っています。
もっとも、これも帯と同じで稽古をしている内に着崩れてどちらの袴でも変わりない姿になるのですが、ここ一番気合いを入れたい時は、やはり、しっくりくる袴で臨みたいと思っています。
でも他人から見たら、どっちの袴を穿いていても大した違いは無いんだろうな…。
セ記事を書く
セコメントをする